2016年8月20日土曜日

6月25日(土)〜7月1日(金)サンフェスのワークショップ&展示の報告

6/25「個人の尊厳」が守られる社会に~選択的夫婦別姓制度の実現へ~ 

 選択的夫婦別姓制度の実現を求めて、裁判が行われましたが昨年12月の最高裁判決を持って一区切りとなりました。この裁判をNPOの立場から全面的に支援されたNPO法人mネット理事長の坂本洋子さんをお迎えし、夫婦別姓制度の歴史と現状,今後の展望をお聞きしました。
 坂本洋子さんは、かつて国会議員秘書を務めておられ、20年前に法制審議会で民法改正案が出された頃からずっとかかわってこられました。終戦後に新しい憲法に、「個人の尊厳」と「両性の本質的平等」が書き込まれ、家制度もなくなったのですが,その考え方を引きずってる人がまだまだ多く見られます。現在、夫婦別姓だけでなく、LGBTや性別の変更も可能になり、生き方の多様化の流れは止められません。しかし、実態として多様化が進む中で、法律が追いついていないのが現状です。
 質疑では、憲法改正の動きが見られる昨今、個人の尊厳は守られるのかと言ったことや、憲法と条約と法律の関係についての質問が出ました。
 今後、私たちは、多少の違いは乗り越えて互いを認め合い手を組んで進んで行かねばならないとの熱いエールをいただきました。時代に合った民法に変えていくことが大切であると再確認してワークショップを終えました。






展示 6月25日(土)〜7月1日(金)

 男女平等を謳う憲法公布から70年、選択的夫婦別姓制度が法制審議会に諮られて20年がたちましたが、いまだ民法が改正されていません。なぜ選択的夫婦別姓制度を可能にする民法改正が進まないのでしょうか。その現状と背景をわかりやすく展示しました。日本国憲法に書かれている男女平等の精神を遵守して、男性と女性が本当のパートナーシップを築くために、法律や制度を整えていきましょう。
 また、2011年2月に別姓訴訟が東京地裁に提起され、控訴審へと続き、2014年4月には最高裁へ上告、2015年12月に最高裁で判決がありました。原告団長の塚本協子さんは、富山市在住です。裁判の経過も合わせて紹介しました。










2016年8月9日火曜日

全体ミーティング(9月)のお知らせ

次回の全体ミーティングは次のとおりです。

日時:2016年9月4日(日)10:00〜
場所:サンフォルテ2階・団体交流室
   https://www.sunforte.or.jp

全体ミーティングは、会を応援してくださる気持ちのある方は
どなたでも参加していただけます。
ご興味ある方はお気軽にいらしてください。